コンサルタントはナヴィゲーター

コンサルタントの仕事って、どんな事をするの?
と考える人もいると思いますが、私はこう考えます。

コンサルタントはナヴィゲーター。

コンサルタントの役割は代理人とも違います。ナヴィゲーターと表現した理由は明確です。自動車のナヴィゲーターをイメージしていただけばいいのですが、目的地が事業の完成に当たります。そして目的地に行くルートが修繕工事等の内容に当たります。高額費用が発生してもいい場合は高速道路の利用を選択することになりますが、経費を抑えたいと考える場合は高速道路を利用せずに一般道を通るルートを選択することになります。運転手の要請に従い色々な案を提案するのが車載ナビの仕事なのです。方針が決まりルートが決まれば、ナヴィは運転手が違った方向に進まないように指示を出しながら目的地に運転手を導く訳です。ここで大切なことはナヴィゲーターは色々な案の提案をするけれど、ナヴィゲーター自身が意思決定することはありません。

以上のことを管理組合に照らし合わせて考えれば、コンサルタントは管理組合の要望事項を理解していくつかの選択肢を提案します。工事内容しかり、工事業者の選択しかりです。素人集団ともいえる管理組合に建設業界の概要を解説しつつ、大きな意味で管理組合の財産を守ることがコンサルタントの本来の仕事と思います。消費者サイドに立ち、無駄な工事を省く努力をするのがコンサルタントの使命と考えます。

忘れないでください。
「コンサルタントはナヴィゲーター」

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