歩みを止めてはいけない。

東日本大震災の影響で、先進国と自負していた日本も結構もろいことに気がついた。諸問題を脇において国策として進めてきた原子力発電は思わぬもろさを露呈し、先の見通しがつかない。ある意味、バべルの塔建設に着手した人間へのリスクのようにも思える。

物流が止まり、ごく当たり前に機能していた都市の生活も一転し、混乱が続いている。世の中全体に自重ムードが蔓延しているが、歩みを止めてはいけない。自重ムードにより日本全体のGNPを下げてはいけない。大きな被害を被った東北太平洋側が再生するには暫く時間がかかるだろうから、その落ち込んだ生産分を被害を被らなかった我々が担わなければ、被害にあった人達を救うこともできない。

被害にあわなかった我々は、彼等の分まで積極的に消費をしなければならない。原発事故の影響で暫くは日本の輸出にもかげりが続くでしょうから、その分まで我々は頑張らなければならない。

震災前にマンションの大規模修繕工事を決定した管理組合の中には、こんな時でも工事をするのですか?という人もいたが、直接被害にあっていないのであればやめる理由はない。

日本は歩みを止めてはいけないのだ。大きなダメージをくらった今の日本は経営的に自転車操業に近くならざるを得ない。自転車はこぐことをやめたら倒れてしまう。世界と綿密につながっている現代では、歩みを止めることは世界から取り残されることを意味する。

元気を出して、できる範囲で懸命に消費をしましょう。ただし、無駄な消費をしないという前提で。マンションの大規模修繕工事の中には大きな無駄が沢山混じりこんでいることを学習しましょう。

負けるな日本!!

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